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2歳のお誕生日を迎えたのに、我が子があまりしゃべらない…。
同学年のお友だちは言葉がどんどん出てるのに…
・一人目だから
・男の子だから
ちょっと様子をみてみようと言いつつ、気になるのが親心ですよね。
保育園でも、学年に1人か2人は悩みを抱えている保護者がいました(1学年1クラス20人程度)。
大丈夫と言い聞かせつつ、「発達障害」「自閉症スペクトラム」の言葉もよぎってしまう。
私たち一般保育士や幼稚園教諭、シッターなどは「あれ?」と思っても保護者に伝えることが難しい。
療育のプロでない以上、言葉の遅れをこちらから伝えるのはご法度…
私たち保育者や保護者ができることは、原因を突き止め改善してあげること。
原因についてあげてみました。
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・魔の2歳児に手遊び効果的!イヤイヤ期を楽しく過ごし、言葉の発達も促していこう
Contents
2歳児の言葉の発達は個人差がとても大きい
これは言えます!
言葉に限らずですが、乳児期は様々な発達において個人差がものすごくあります。
言葉は出ないが、こちらの言ってることは理解する
簡単な言葉かけに対し、理解して行動できるか?
イヤイヤ期ならば、言われたことが嫌で拒否したりイヤイヤ~と大泣きしたり。
理解力があると思われるので、まずは一安心。
すぐに発達障害とは考えず、言葉が遅れているだけだと仮定できる。
言葉のインプット数が少ない
子どもは大人からの語りかけや簡単なやりとりで言葉をインプットします。
脳に言葉をたくさんためて、時期来ると爆発しアウトプット(言葉の出現)します。
特に今は核家族が多く、昔より家庭内の言葉数が減っているといわれています。
意識して子どもに語りかけ、言葉のシャワーを浴びせてあげましょう。
またDVDやテレビを長時間見せることは逆効果です。
一見、たくさん言葉を吸収しそうなものですが、テレビからの一方通行なのでただ目でみてるだけ。
時間を決めてみたり、大人が一緒にみて声をかけながら楽しむようにしましょう。
単に、言葉に興味がない。他のことに興味がありすぎる。常にやってもらっている
普段、会話が少なくオタク級に好きな遊びがある場合、起こりがち。
また、常に「やってもらう」姿勢で育つと言葉は遅くなりがちです。
男の子である。1人目・1人っ子である
よく言われますよね。
女の子の方が、下の子のほうが口が早い。
実際、科学的にも男女の性差は証明されているようです。
保育園など集団でみてもその傾向はあるように思います。
特に男の子の場合、ひとつのこと(例えば遊んでいるときとか)に夢中になると、問いかけや呼びかけに答えられないこともあります。
絶対ではありませんが、様子をみる一因にはなりそうです。
口や舌の使い方がうまくない
これも一因です。
療育やことばの教室など、専門機関もありますが2歳だと自治体によっては「様子をみましょう」といわれることも。
専門機関でなくても、自宅でお子様と一緒にトレーニングできます。
大きく口を開けて「アイウエオ」と発音したり「イーーーーー」と口を横にひっぱったり。
舌をベーと出した後口の中や唇をなめるように回すなど、口や舌の筋肉を使って動かすトレーニングが効果的です。
トレーニングは吃音(どもり)にも効果的。
「おおおおお、お、おはなし」など、どもりが見られるお子さんも多いです。
どもりは、精神的なことも影響しますがトレーニングで劇的に改善したお子さんを何人もみてきたのでおすすめです。
もしかして耳の聞こえが悪い?滲出性中耳炎の可能性
乳児に多い、耳が痛くなる急性中耳炎とは別に、滲出性中耳炎という病気があります。
こちらは幼児によくみられる中耳炎で、痛みはほとんど感じられないようです。
代わりに耳が聞こえにくいのが特徴で、大人が気づいてあげることが大事と言えるでしょう。
病気が進行すると、完治しにくくなるので早期発見!
言葉が遅いと感じたら、耳が聞こえているかチェックしてみましょう。
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2歳児の言葉の遅れ。大事なのは大人との簡単なやりとり
色々原因について書いてきました。
しかし、中でも一番大事なのは「毎日大人と簡単なやりとりを楽しむこと」。
2歳ともなれば、言葉を理解できていることがほとんどです。
語りかけだけではなく、簡単なやりとりをしましょう。
おとな「○○ちゃん、これ食べる?」
こども「・・・」→おとな「これ、食べようね」
など、うまくしゃべれないお子様の代弁をしてあげる。
おとな「いたかったね。痛くてないちゃったんだね」
など、その子の気持ちを代弁してあげるのです。
保育士の基本のき、でもあります。
言葉の出ない子とのやりとりはここからスタート。
「うん」「イヤイヤ、と」首を振る」
それも立派なコミュニケーション!
これらの繰り返しによって、どんどん言葉がインプットされていきます。
絵本の読み聞かせも大事
顔を見合わせながら、ママのお膝の上で、生身の人間とスキンシップを図りながら絵本を読んでもらうことが子どもは大好きです。
絵本と言っても、赤ちゃん絵本でよいのです。
絵を見て「いちご」「くるま」など名前の絵本などは効果てきめん!
その子なりに、一生懸命反復しようとします。
繰り返し読んであげるのがポイントです♡
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2歳児言葉の遅れに療育という選択
色々試しても、言葉がでない。
理解力が心配だ。
癇癪がひどくなる。
気持ちの切り替えができず、キレる、しばらく立ち直れない、対応できない。
ママの辛さもあるでしょう。
そうしたら、療育という選択もあります。
意外と療育に通ったらすぐ改善した、という声もあります。
敷居は高く感じられるかもしれませんが、その子の履歴書には残りません。
発達障害を心配されていたとしても、実は違ったと判明することもあります。
「2歳半~3歳でも早すぎることはない」と小児科の先生も仰っていました。
自治体やかかりつけの小児科の先生に相談してみましょう。
たくさんの人が言葉の遅れに悩んでいます。
大丈夫、あなただけではありません。
不安が少しでも取り除かれますように。