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現役保育士・2児の母、いえなゆうです。
トイレトレーニング中のお子さま、トイレに行くことを拒否することはありませんか?
これはトレーニング中のあるある!なのです。
私も現在、保育園で2歳の担任をさせて頂いているので、こんなシーンは日常茶飯事(汗)
そんな時のこどもの気持ちや、どうしたらいいかを書いていきます。
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Contents
トイレトレーニングを拒否するときは?
トイレトレーニングを拒否する理由
1、あそびに夢中で行きたくない
2、なんとなく甘えモード
3、行く気分じゃない
4、トイレが汚れているのをみた(うんちがついている・ゴミがついていた)
5、寒いから行きたくない
6、大人を困らせて試している
7、大人からのプレッシャーを感じる
小さいこどもなりに理由があります。
毎回拒否するわけではなくて、急にイヤイヤ!かたくなに行きたがらないことも多いです。
しかし、ここ数日ずっと拒否する…とか、一定期間行きたがらないことも。
そうなると、大人からしたら困りますよね。
ここで特におとなが気を付けなければならない項目、それは7番です。
トイレに大好きなキャラクターを貼ったのに拒否される
よく育児書やサイトに書かれていますよね。
「トイレが暗い、楽しくないところだから行きたがらない」
「こどもが喜ぶように、トイレに好きなキャラクターを貼ったり置いたりしましょう」
…って、もうやっていますよね。
アドバイスとおりにキャラクターを貼ったり置いたりしているにもかかわらず、こどものトレーニングが進まない…
だからこうして検索しているのだと思います。
キャラクターはもちろん大事。
こどものトイレに行く動機づけになりますし、モチベーションもアップする有効な方法です。
しかし、「トイレが暗い、楽しい雰囲気じゃないからいや」という理由だけではないはず。
プレッシャーを感じると、ますますトイレに行きたがらなくなる
問題なのは7番の「おとなからのプレッシャー」を感じている場合。
そう、こどもが嫌なのは「おとなのプレッシャー」であることが多いんです。
これって、トイレに限りませんよね。
もう少し大きくなって、受験やら進学、大人になれば「出世・昇進」など、親や親せき、奥さんからのプレッシャー…
人間はプレッシャーをかけられることに拒否反応を示します。
そんな時、さらに「がんばれ!」「やらなきゃだめでしょ!」とプレッシャーをかけられたらどうですか?
ますます気持ちが萎えてしまうと思います。
こどもも一緒。
こどもにとってのトイレトレーニングとは?
・トイレでの排泄は自立の証
トイレで排泄できるのは自立への一歩。
自立するとき、新しい環境に入っていくときって緊張しませんか?不安も伴うことでしょう。
まさに、トイレトレーニング中「イヤイヤ!行きたくない!」と拒否するのはそういった不安を感じてのことかもしれません。また、単純にイヤイヤ期であることも。
・動物にとって、排泄はデリケートな領域
野生動物と一緒というと抵抗を感じる方もいらっしゃると思いますが、人間も動物という意味では一緒。
動物にとって、排泄は無防備な状態です。
だから敵から離れた場所や安心できる場所でしか排泄をしません。
人間も、トイレトレーニング完了前の不安定な時期だと、気分によって警戒したりトイレに行きたくない!って
感覚があるのだと思います。
その証拠に、保育園に通う子どもたちも保育士との信頼関係ができるまでおむつ交換やおしりを拭いてもらうなど
拒否する姿がみられます。
担任の先生なら泣かずにやってもらうのに、慣れてない・心を開ききっていない先生だと泣いたり嫌がったり…
普段、遊ぶときは平気で遊んでいるのに、トイレの時や入眠するときはダメ。
心を開いた、確実に信頼関係のある先生しか受け付けないってことがよくありますよ。
まあ、担任の先生であっても気分次第でトイレを拒否することはしょっちゅう!
でもその場合は、「安心できない」からではなくて、「気が乗らない」からということがほとんどですね。
では、ガッチリ信頼関係を築けているはずのママやパパなのに拒否するのはなぜでしょう?
それは、単純に「甘えている」のだと思います。
じゃあ、上の話は関係ないじゃない!と思われるかもしれません。
確かにそうなのですが、そういった原理がある、とわかっていれば多少のイライラが減ると思うのです。
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トイレトレーニングを拒否するときの対策は?
こどもがトイレに行くのを拒否する理由は色々ありますが、中でも7番の「おとなからのプレッシャーを感じる」には
気を付けましょうと書きましたね。
では具体的にはどうするのか?
1、あまりにも不安定なら少しお休みしてみる
2、気まぐれで拒否するならトレーニングを続ける
1、あまりにも不安定なら少しお休みしてみる
例えば、ママと何日も離れていた、病み上がりで機嫌が悪い、断乳中で不安定…など明らかに不安定になる原因がある場合。
そんな時は、まずママやパパがスキンシップをしてあげて安定してから再開しましょう。
トイレトレーニングはとてもデリケートな領域。
こどもの精神が安定していないとできません。
まずはこどもが安定し、ニコニコになるのを第一に接していきましょう♡
2、気まぐれで拒否するならトレーニングを続ける
イヤイヤ期特有の「きまぐれ」での拒否。
これはトイレに限らず、いろんな場面で起きますよね。
そんなときは、「いやなのね」と気持ちを受け止めつつもさらっとトイレに連れていきましょう。
さらっと、というのがミソなのですが…
Aちゃん:「いきたくない!いやいや!!」と拒否するしぐさをする
ママ:「まだあそびたいの?」
Aちゃん:「うん(うなづく)」
ママ:「あそびたいんだね、じゃあトイレに行ったらあそぼうね」
という感じ。
こどもの主張を認めつつも、トイレには行くよう仕向ける。
「トイレに行ったら言うことをきいてあげる」という感じでしょうか。
他にも
・どっちのパンツ(紙パンツ)がいい?など、どっちがいい?作戦を使う
・ズボン脱ぐのをお手伝いしてあげよっか、など部分的に甘えさせてあげる作戦
こんなのも効果あります。
それでもトイレ拒否したときは?
あの手この手を使っても拒否される場合、そんな時は
「じゃあ、遊んだらトイレにいこうね」
「今は行かないでいいから、ごはん食べたらトイレに行こう」など、
今は行かなくても必ず次につなげる声かけをしましょう。
ぜったいやってはいけないこと
トイレを拒否したとき、ただただこどもの言いなりになってしまうことはやめましょう。
トイレトレーニングは進めていくものです。
基本的にはある程度親(おとな)の働きかけが必要。
いちいちこどもの気分に合わせていたら、進むものも進まないですよね。
あと、2歳だと理解力もつき「拒否すれば行かなくてすむ」とインプットされてしまいます。
トイレトレーニングできる段階・条件をクリアして始めているなら、体は準備ができています。
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こどものイヤイヤに負けないで、「トイレとお友達♪」感覚でがんばりましょう。
2歳さんがトイレトレーニングを拒否するときはどうする?理由と対策は?・まとめ
2歳さんがトイレトレーニングを拒否する理由と対策について書きました。
こどもは気分次第・イヤイヤ期・本能的にトレーニング拒否するものです。
また、大人からのトイレのプレッシャーも敏感に感じ取り、拒否することも多い。
精神的・肉体的に不安定であれば、少しの間トレーニングはお休みしましょう。
しかし、それ以外の上に書いたことが理由で拒否しているなら、基本的にはトレーニングを続けます。
しかし、言葉をうまく使ってトイレに誘導するのがポイント。
今行かなくても、後で行こうね、というスタンスで誘ってみましょう。
また、「どっちにする?」作戦も効果的。
こどもに選ばせると、喜んでトイレに行ってくれることが多いです。
いずれも、保育園で使っているテクニック。
相手がママやパパだと甘えてしまうかもしれませんが、繰り返していくと次第に行ってくれると思います。
おしっこの感覚がわかるようになると、その後は自分からいってくれるようになります。
それまでスタンスを変えず、頑張っていきましょう。
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