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保育士さんや保育士を目指す人の中には、自分は、どちらかというとおとなしい性格…保育士には向いていないかも?という悩みを抱えている人がたくさんいます。
引っ込み思案だから…と思う人もいますね。
なぜ、たくさんいる、と言い切れるのか?それは、私自身もそうだったからです。
保育士さんて、子ども相手にはつらつと、きゃぴきゃぴしたテンションで関わっているイメージがありますよね。
しかし、おとなしい性格だからといって、保育士に向かないわけではありません(キッパリ!)
ここでは、そんな悩める先生や、先生の卵であるあなたに、その理由と、保育士に本当に必要な性格(要素)をお伝えします。
どうぞ、ご覧ください。
Contents
おとなしい性格が保育士に向いている理由
実際、保育園で働いてみると、おとなしい性格は、保育士に向かないどころか、むしろ「向いてる」とさえ思います。
そして、意外とそういう先生が多いことに気づきます。
おとなしい性格の保育士は、あなただけではないのです。
保育士=明るい・きゃぴきゃぴしている女性、というのは、テレビでみる保育士のイメージであって、実際はそんなにいません笑
忘れてはならないのは、おとなしい=暗いではないということ。
明るさは、保育士にとって大事な要素のひとつ。
おとなしい性格であっても、明るく立ち振る舞わないと、こどもや保護者が不安になりますから。
とはいえ、無理やり明るくしなければならない、というわけではありませんよ。
笑顔で挨拶したり、保護者やこどもを受け入れる…たったそれだけです。
では、それをふまえて、おとなしい性格が保育士に向いている理由にふれていきます。
おとなしい保育士はこどもや保護者に安心感を与える
おとなしい、というのは、我を前面に出さないこと、とも言えます。
保育園は、保育に欠けるこどもを預かる場所。
そこで、「我が我が~」と、保育士が自分の主張ばかりしていたらどうでしょう?
保護者は不信感や不快感を示すかもしれません。
あくまでも、保育園の主役は「こども」であり、先生が主役になる場所ではないのです。
また、大事な我が子を預ける保護者には、保育園に預ける際、多かれ少なかれ、不安があるものです。
その不安を解消するために大切なこと…それは、先生に話を聞いてもらいたい、という保護者の気持ちを汲み取ってあげることです。
まだ、保護者との信頼関係を築けていない時は特にそうですが、基本的に、保護者は、自分の子どもの話を聞いてほしい、と思っています。
特に、担任に対しては、そういった思いを強く抱くものです。
保育士は聞き役に徹する
おとなしくても、自分の話を聞いてくれる、聞き上手な保育士は、保護者からかなり信頼されます。
こどもや保護者の、小さな声に耳を傾けることが大事なのであって、必要以上に明るく、きゃぴきゃぴする必要はないのです。
職員同士の人間関係がうまくいく
保育士って我が強い人が多いと言われています。
とはいえ、最初から強い人ばかりではありませんよ。
一生懸命保育していくうちに、自分の保育間や信念が確立されて、だんだん強くなっていくのです。
その上、
- 女性が多い職場である
- 職場の規模が小さい、職員数が少ないので、人間関係が密になりやすい
保育園って大体こんな感じのところが多いのですが、この環境が、劣悪な人間関係を作りやすいのです。
基本的に、男性保育士はまだまだ少なく、保育園は女性の職場ですからね。
職員同士の人間関係の悪化は、退職につながります。
我が強い人ばかりだとどうでしょう。
少人数で狭い職場なので、あっと言う間に人間関係が悪くなり、職場の雰囲気が悪くなってしまいます。
すると、保育士さん自身もギスギス・カリカリして、こどもの保育にも悪い影響を及ぼします。
そんな時、おとなしい=我を前面に出さずにいられる、保育士さんがいると、雰囲気が悪くなるのを食い止めることができます。
我の強さを受け止めるのが上手な人、とも言えます。
これは、保育士にとって、かなり必要なスキルなんですよ。
これが、なかなか難しい!
保育士経験年数関係なく、人の意見や画の強さを、おとなしく、上手に受け止められる人は貴重な存在!
だから、おとなしい性格は、保育士を続けるのに必要な要素であり、保育士向きだといえるのです。
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大人しい=暗いではない!人前での立ち振る舞いは慣れで何とかなる
「私は大人しい性格、自己主張が苦手だから、保育士は向いてないんだろうなぁ」
「人前で話したり、表現するのが苦手だから、保育士は無理かも」
こんなこと、考えていませんか?
私もずっとそう思い、悩んでいたからよくわかります。
誕生会とか行事、懇談会とか、相当嫌ですよね…
でもね、今や保育歴12年目になりました。
大勢のこどもや保護者の前で声を出す、というのは、結局、慣れで解決します。
普段、はつらつとしている明るい先生も、誕生会や懇談会では緊張しているものなのです。
(段々とわかってきます)
もちろん、そういう場が得意で、緊張せず話せる先生もいますよ。でも、少数派です。
もうね、場数を踏んで慣れるしかない!の一言に尽きます。
それだけで、保育士に向かない、と思うのは非常にもったいない!
人見知りでおとなしい、こんな私でも、保育士を12年続けているのですからあなたも大丈夫☆
おとなしい保育士に必要なのは…笑顔です♡
大人しい=暗いではないとお話ししました。
しかし、喜怒哀楽が表情に表れにくい傾向はあります。
こどもや保護者に安心してもらうために必要なのは、1に笑顔、2に笑顔♡
保育士さんに、笑顔はとっても大切です。
私も保育士になりたての頃は、よく言われましたよ…「笑顔、笑顔!」って…
自分では笑っているつもりでも、緊張感があると笑えてないこともあります。
大げさなくらいの笑顔で、こどもや保護者に接するようにしましょう。
そうすれば、おとなしくても、引っ込み思案でも、こどもや保護者から信頼される、素敵な保育士になれます。
おとなしい性格は、保育士に向いている
いかがでしたか?
現役保育士の私が思う、おとなしい性格は保育士に向いている理由を挙げてみました。
- こどもと関わりたい
- こどもが好き
- おはようごさいます、ありがとうございます、などの挨拶ができる
- 人に感謝される仕事がしたい
この気持ちがあるあなたは、保育士に向いている人です。
おとなしいことを理由にせず、素敵な保育士さんを目指してくださいね。