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イヤイヤ期に夜泣きが重なると…それはもう壮絶。
普段のイヤイヤ・反抗期に付き合うのも大変なのに、さらに夜泣きまで加わると、大人はノイローゼになりそうです。
でも、イヤイヤ期の夜泣き対策は意外と簡単。
少し気にかけてあげると、イヤイヤ期の夜泣きは減少します。
現役保育士・2児の母の私が、イヤイヤ期の夜泣きに悩むあなたのために、この記事を書きました。
生まれた時から、イヤイヤ期の今までずっと夜泣きがおさまらない子、
イヤイヤ期になって急に夜泣きが始まった子、
どちらのママでも気がラクになるような記事をお届けします☆
Contents
夜泣きで育児ノイローゼになった保育士
私は保育士でありながら、こどもが小さい時に育児ノイローゼになりました。

一般的に、保育士や幼稚園の先生など、こどもに関わる職業だと、育児でイライラしたことないんでしょ?と思われがちです。
私もよく言われました。
しかし、まったくもってそんなことはないんです!
イヤイヤ期も夜泣きも、多くのママがノイローゼになってしまう一因。
実際に私もその頃、下の子が2歳過ぎても夜泣きがおさまらなくて、我を忘れました。
もちろんイヤイヤ期であること、それ以外の時期でも、こどもは大人の思い通りになりませんよね。
生まれてからずーっと、です。
イヤイヤ期と夜泣き、どちらもおとなをイライラさせます。
それは、
眠い時に起こされる、眠らせてもらえない状況は人間を壊す。
理由は、
人間の3大欲求のひとつ、「睡眠欲」を邪魔されるから。
これは理性ではどうにもできないことです。
そう、夜泣きっておとなのノイローゼを引き起こす、つらい現象なんです!
イヤイヤ期(1歳半から2歳過ぎ)の夜泣きの原因は?

1歳半から2歳過ぎ、イヤイヤ期のこどもの夜泣きの原因は、精神的なものであることが多いと思われます。
0歳の赤ちゃんのように、生活リズムの乱れだったり、昼夜逆転している…といった原因ではない、ということ。
しかし、「思われます」と断言していないのは、、イヤイヤ期であっても生活リズムの乱れが原因であることもあるからです。
ただ、大体の場合、イヤイヤ期だと昼夜逆転していることはまれですし、一般的には夜泣きも減ってくるころ。
理解力もついてきて、複雑な感情や思いも芽生えてきます。
だから、この頃の夜泣きは、精神的な原因であることが多いのです。
この頃って、下にきょうだいができることが多い年齢でもあります。
ママが妊娠したり、出産したり…とイヤイヤ期のこどもにとっては一大事!
そんな時にも夜泣きが始まったり、ひどくなることがよくありますね。
夜泣きの原因1.叱りすぎている
「叱る」って大事です。
危険な時やいけないことをした時に、適切に叱って教えてあげるのは親(大人)の役目。
しかし、その子にとって、言い方がきつすぎる、なぜ叱られているのかわからないような、感情的な叱り方…
の場合、夜泣きの原因になることがあります。
叱るときは簡潔に。後で必ずフォローしよう
上に書いた通り、「叱る」のは大事です。
特にイヤイヤ期は、善悪を知らせる大事な時期、くり返し伝えてあげましょう。
夜泣きにつながりにくい、叱るときのポイントがあります。
- 簡潔に伝える
- 叱った後は、必ずフォローし、笑顔で終わる
イヤイヤ期の子は、赤ちゃんより理解力がついてくるとはいえ、だらだらお説教されたり、感情的すぎる言い方だと何がいけないのかわかりません。
ただ、怒られたという記憶だけが残ってしまいます。
また、怒りっぱなし、叱りっぱなしもNG。
最後にギューッ♡してあげたり、笑顔で終わらせるのが大事。こどもも安心&反省します。
叱られっぱなしだと、「自分は悪い子なんだ」と思ったり、理由がわからず怒られっぱなしだと、傷ついて終わり、夜泣きにつながりやすい状態に…
こどもが謝っているのに、しつこく叱ってしまうことがある。
親も人間だもン。
叱りすぎたな、と思ったら、あとでその倍の愛情を注いであげればOK。ぎゅっと抱きしめ、「大好きだよ」。
それで、こどもは安心するし、反省する。
なお、叱りっぱなしはダメ(-_-)
— 妊娠&育児ママお役立ち情報-こどもブログ (@kodomoblogac) 2019年2月3日
夜泣きの原因2.叱らなすぎる・向き合っていない
上に書いたことと矛盾するようですが、叱らなすぎるのも、こどもにとっては精神的なダメージになります。
なぜかというと、こどもと向き合っていないということになるから。
叱るのって、大人も疲れますよね。
正直、言うことを聞いてほしい時は、叱るよりもお菓子でもあげた方がラクです。
叱らずに、こどもの言うことを聞いた方がラクなこともあります。
しかし、それではイヤイヤ期のこどもと向き合っていない、ということに。
叱らないことは、一見こどもが喜ぶように見えますが、実はこどもの気持ちは満足しません。
自分に向き合ってくれない=自分に関心がないんだ
と感じてしまうことがあるからです。
誉める・叱る…メリハリをつけて向き合おう
きちんと誉めたり叱ったり、その時に向き合ってあげることが大切。
最後にちゃんとフォローしたり、笑顔で関わってもらうことがこどもの精神的満足感につながるからです。
特に、善悪をしっかり伝えるべきイヤイヤ期の時期には大切なこと。
向き合ってあげると、こどもは「愛されている」と感じ、精神的な満足感につながります。
夜泣きの原因3.眠りが浅い
睡眠は、深い眠りと浅い眠りを繰り返しています。
眠りが浅い時に、夢を見たり、寝言を言ったり…
小さなこどもだとこの時に夜泣きをすると言われています。
- 日中の運動量が足りない
- お昼寝しすぎ
- 体調が悪い
- 日中ショックなことや、刺激の強い出来事があった
などがあげられます。
イヤイヤ期になって夜泣きが始まった、増えた、ひどくなった…場合はこれらが原因かもしれません。
早寝早起き・日中の活動量やお昼寝時間を見直す
今、おとなと同じ生活リズムのこどもが多いですが、こどもは早寝早起きが基本です。
イヤイヤ期のお子さんなら、21時前には寝かしつけ、朝6時台に起こすのが望ましいです。
そして、なるべくお外に出たり、運動量を増やしましょう。
赤ちゃんの頃より、体力がついているイヤイヤ期のこども。
いつまでも、赤ちゃんの時と同じ過ごし方では、体力を持て余し、ぐっすり眠れず夜泣きにつながっているのかもしれません。
お昼寝時間を短くする対策とともに、寝ないからといって夜更かしはせず、朝起きる時間を早めるのも効果的。
また、体調も夜泣きに深く関係しています。
気分が悪くて寝苦しい、鼻水・鼻づまり、咳、息苦しいなど、イヤイヤ期のこどもによくみられる症状なので、チェックしてあげましょう。
実は体調を崩す前触れということも。
後々熱が出た、なんてこともよくありますから、様子をみてあげてくださいね。
夜泣きの原因4.ママが妊娠中・下の子が生まれた
これは、イヤイヤ期のこどもにとっては一大事!
日中は赤ちゃん返り、夜は夜泣きにつながりやすい事件です。
日中、赤ちゃん返りがあまり見られない、穏やかな子。
弟や妹をかわいがってくれたり、一緒に喜んでくれているような優しい子もいますよね。
でも、そんな子に限って激しく夜泣きをすることも。
鈍感(失礼!)なママだと、「普段おだやかな子なのに、そうして泣いてるの?」と疑問を抱くこともあります。
が、表面上そうみえるだけで、下の子が生まれると上の子はどこかで我慢しているものです。
それが、夜泣きとなって表れているのでしょう。
上の子を優先的に可愛がってあげる
イヤイヤ期の年齢は、まだまだママに甘えたいお年頃。
ママがいるのであれば、なるべくママが上の子を構ってあげましょう。
パパっ子であっても、です。
パパはママの代わりにはなれません。
じいじやばあばも、代わりになれません。
ママが優先的に上の子の相手をしてあげて、生まれた赤ちゃんは、パパやじいじ、ばあばにお世話を頼むのが良いです。
(母乳をあげる以外のこと)
これ、効果てきめんですよ。
色々な事情がなく、ママが可能であれば少しの間、上の子優先にしてあげてください。
スキンシップも多めに♡
夜泣きの原因5.環境が変わった
引越しをした、ママが仕事を始めた、保育園に入園した・転園した…
これらは環境の変化です。
大人も環境が変わると落ち着かないですよね。
新しい職場に慣れるまで、なかなか寝付けなかったり…
こどもも一緒。
こどもは順応性があるとは言え、小さな体と心で新しい環境に飛び込んでいるのです。
夜泣きをしても当たり前、ですね。
不安な気持ちを汲んであげよう
環境が変わり、不安な気持ちは誰でもあります。
イヤイヤ期の子だって同じ。
表面上は変わりなく、落ち着いて見える子でも何も感じない子はいません。
そんな子こそ、「けなげに頑張っているんだ」という気持ちで接してあげてください。
また、スキンシップも効果的♡
いつもより抱っこしたり、一緒に寝たり、回数を増やしてみてください。
環境が変わるのは仕方がないことですが、不安な気持ちを汲んであげるだけで、こどもは安心します。
日中変わりなく見えても、どこかで頑張っていて、それが夜泣きという形で表れやすいので、気にかけてあげてください。
夜泣きの原因6.乳首やおっぱいが恋しい?
イヤイヤ期だと、まだ夜はおっぱい(乳首)をくわえている子もいます。
もしくは、断乳直後であることも。
単におっぱいや乳首が恋しくて夜泣きをしていることも多いです。
イヤイヤ期だと、癖になっていて、一旦泣くとママの乳首じゃないと寝付けず、激しく泣くことがあります。
断乳直後も同じ。
思い切って断乳する
私も下の子が1歳半の時に断乳しました。
しばらくは夜中、1,2回は必ず夜泣きをしていたのですが、ここでおっぱいをあげてしまうと断乳失敗!の結果になることがわかっていたので、代わりにマグマグにお茶を入れ、それを飲ませていました(笑)
イヤイヤ期だと、おっぱいがのみたいわけじゃないんですよね。
単に乳首をくわえたいか、のどが渇いているか…そんな感じです。
夜泣きで困っているなら、いっそやめてしまったほうがラク。
少しの間は泣くかもしれませんが、そのうち起きなくなりますよ。
2歳過ぎての激しい夜泣き…夜驚症かも?

イヤイヤ期は3歳前になると落ち着く傾向があります。
同時に、本格的な夜泣きも減っていく印象がありますが、それくらいの年齢になっても夜泣きが激しい…
幼児なのに夜泣きがひどい…
そんな時は、夜驚症が疑われます。
夜驚症とは?
- こどもの睡眠障害である(脳が未発達のためだといわれている)
- 2歳過ぎから小学生の高学年まで見られる(その後、自然とおさまる)
- 入眠後3時間以内に起こりやすい
- 一晩で何度も起きることがある
- 急に泣き叫んだり、パニック状態になり、声をかけても意思の疎通はできないので対処できないが、数分後におさまる
夜驚症は初めて見たら驚くと思いますが、すごく珍しい病気ではありません。
脳が発達するにつれ、中学生になる前にはおさまることがほとんど。
これといった対処法がないので、どうしてあげることもできません。
しかし、暴れる、動き回るなど危険が伴う場合は、内服薬を処方してもらうこともできます。
医師に相談してみましょう。
何科に行けばいいか迷ってしまうかもしれませんが、小さいこどもなので、かかりつけの小児科に相談することをおすすめします。
イヤイヤ期の夜泣き、イライラして当たり前

大人がイライラする時はだいたい子供もイライラがたまっているので、悪循環です・・・
お互いに発散できるようにしてこの時期を気楽に乗り越えられたらいいですね!
こども時代をこどもらしく過ごせたこどもほど、いい子に育つそうです・・・保育士より
大人もイライラしますよね。
イライラしないはずないですよ、だって、日中イヤイヤ期に振り回されて疲れている上、夜は眠いのに、夜泣きで寝かせてもらえないんですから…
人間は睡眠不足になると、ノイローゼになります。
そこにイヤイヤ期でイライラしたら、壊れて当然。
育児ノイローゼ1直線!
ただ、大人のイライラが子どもに伝わるのは事実。
大人なら空気を読んで寝てくれるかもしれませんが、イヤイヤ期のこどもはそうはいかない、ですよね。
余計、夜泣きがひどくなってしまいがちです。
- 寝れるときは寝る!寝不足解消
- まかせられる家事は他の人か、家電にまかせる
- 日中、誰かに頼んで気分転換させてもらう
イライラする自分を責める必要はありません。
特にワンオペならなおさらです。
私は保育士だけど、こどもが小さいとき育児ノイローゼになりました。
保育士だけど、当時育児ノイローゼになった私が、どれも効果実証済みの方法です
特に、家電はいいですよー。
夫より文句言わず、家事してくれますから♪


さいごに
いかがでしたか?
イヤイヤ期のこどもの夜泣きについて、ご紹介しました。
イヤイヤ期の夜泣きは、0歳児の赤ちゃんのそれとは異なり、精神的な原因であることがほとんどです。
そして、その大半は、不安・さみしさからくるもの。
大人、特にママが少し気にかけてあげるだけで、不安やさみしさは緩和されるものです。
また、肉体的なことで言えば生活リズムも大事。
特に早寝早起きは、夜泣きに限らず、こどもの成長に良い影響を与えます。
イヤイヤ期である上に、夜寝るのが遅いと、こどもは余計にイライラしてしまいますよ。
夜型の生活は、こどもを攻撃的にします。
イヤイヤ期のこどもの夜泣き対策には、精神的に満たしてあげることと、生活リズムを朝型にしてあげること。
これがポイントとなります。
イヤイヤ期も落ち着いてきた、もうすぐ3歳だ…でも夜泣きが激しい、対処できない!
そんな時は、小児科に相談してみましょう。
イヤイヤ期の悩み
