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以前書いた記事です→赤ちゃんのほっぺやあごがまっかっか!よだれかぶれの原因と対策
       おむつかぶれにワセリンが効く?治し方とママたちの対処法

よだれかぶれ、アトピー、経皮感作
出典先:すくコム(https://www.sukusuku.com/contents/126449)

アトピーに悩まされて40年、期待にこたえるかのように我が子二人ももれなくアトピーのいえなゆうです。

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同じように「アトピー性皮膚炎」と診断された、遺伝的に疑いがある方はもちろん、それ以外の方にも知っていてほしいこと。
アトピー悪化の原因となるアレルゲンは、皮膚からも侵入しアレルギーを起こしやすくするということが最近わかってきました。
それを経皮感作といいます。

経皮感作を防ぐポイントは、常に保湿し皮膚にバリアをはること。
保湿は単にカサカサの肌をしっとりさせるだけではありません。
セラミド不足でスカスカ、空洞だらけのアトピー肌の隙間を埋めてもらうために保湿をする必要があるのです。

 

こどものアトピー性皮膚炎、常に保湿し続けることが悪化を防ぐわけ

よだれかぶれから皮膚炎に⁈子どもも大人もアトピー性皮膚炎なら知っておきたい「経皮感作」

経皮感作とは皮膚からアレルゲンが入り体内で抗体が出来ること

 

■よだれかぶれの場合

食事の際色々な食材がつき、かぶれ部分から卵や小麦粉などの異物が入る

アレルギー体質の場合、これらを排除するために抗体(IgE抗体)が作られる

IgE抗体はマスト細胞(肥満細胞)に結合する(<span class=”blue b”>=感作</span>)↓
再びアレルゲンが体内に侵入すると、マスト細胞上のIgE抗体に付着し、マスト細胞を刺激する

マスト細胞がヒスタミンを放出して、アレルギー症状(炎症)が起こる

以前はアレルゲンは口から侵入して(卵や牛乳などのアレルゲン)アレルギーが起きるというのが主流の考え方でした。
アレルギーの血液検査で、卵の数値が高いから除去しましょう、というものです。
しかし、今は皮膚からアレルゲンが繰り返し入りアレルギーが怒りやすくなる経皮感作の方が影響が大きいという考え方が主流になりました。

「たかがよだれかぶれ」と思わず、かぶれを改善したり保護してあげることが大事です。

よだれかぶれが治ってない場合はワセリンで汚れからブロック

■ベビーワセリン

ベビーワセリン(100g)

経皮感作の実例

①出典先:西鎌倉こどもクリニック(http://www.nishikamashimochan.com/)

Aくんは10月生まれで、上に遊び盛りの3歳のお姉ちゃんがいます。お父さんは中学生まで喘息がありました。お母さんにスギ花粉症があります。完全母乳で発育は順調、4ヵ月健診で軽い乾燥肌と口のまわりからほっぺにかけての湿疹を指摘されました。ヒルドイドソフトという保湿クリームとキンダベートというマイルドクラスのステロイド軟膏が処方されました。家事やお姉ちゃんの世話などで忙しく、保湿クリームはお風呂上りに塗るのが精一杯。また、ステロイドはやはりなんとなく使いたくないので、皮膚科に行ってアズノール軟膏をもらいましたが、かゆがっていないし、いわゆる「よだれかぶれ」みたいなものだから、あまり使いませんでした。

Aくんが6ヵ月を過ぎたころ、お母さんがカゼをひいて市販の総合感冒薬を飲んだため、一時的に母乳をやめてミルクを飲ませました。直後から顔が赤く腫れ、からだにもあちこちじんましんが出現しました。すぐに小児科を受診したところグレード2のアナフィラキシーと診断、血液検査で牛乳に対するIgE抗体の測定値が20ぐらいありました。牛乳・乳製品の食物アレルギーのため少なくとも6ヵ月は完全除去することになりました。

Aくんは離乳前で、彼自身牛乳・乳製品を口にしたことはありません。それなのにどうして最初のミルク(ミルクは脱脂粉乳という牛乳を原料にしたものからつくられています)に反応したのでしょうか?アレルギーの症状というのは、まずアレルギーの原因物質とからだが反応してIgEという抗体がつくられ、敏感な状態(これを感作:「かんさ」といいます)になっている必要があります。お母さんが飲んだり食べたりした牛乳・乳製品が母乳を経由してAくんのからだに入って敏感になっていたのでしょうか?

都内の大きな病院の小児科で317名の赤ちゃんを出生時から1年間追跡調査をしました。1歳までにアトピー性皮膚炎と診断された赤ちゃんが62名、食物アレルギーと診断されたのは32名でした。

食物アレルギーと診断された32名の赤ちゃんの75%以上が生後6ヵ月までに卵白や牛乳に対して敏感な状態になっていました。これは、赤ちゃんの腕に卵白や牛乳のエキス液をたらして、専用の針で浅いひっかききずをつけ15分後に赤さや腫れの大きさから判定する皮膚テストで調べたのです。血液中にIgE抗体をたくさんもっていると、強い反応がでます。陽性反応の原因としては、卵白が98%と圧倒的に多く、次に牛乳の16%でした。

この食物アレルギーの赤ちゃん32名のうち24名は生後3ヵ月までに湿疹がありました。そして生後3ヵ月までの湿疹は、秋生まれの赤ちゃんに多かったのです。秋生まれの赤ちゃんは、生後間もなく乾燥した日々が続く冬を迎え、皮膚の角質層の水分が減少し、皮膚のバリア機能が低下して「よだれかぶれ」とか「乳児湿疹」とか呼ばれる状態が治りにくく、また悪化しやすいのです。

body_rinpakyu300この湿疹のようなバリア機能が低下した皮膚から母乳中のアレルギー原因物質(抗原といいます)が容易に侵入して、皮膚にいるリンパ球という細胞が抗原と結合するIgEというアレルギーの抗体をつくり始めます。この現象を「経皮感作」と呼び、最近アレルギーの病気が発症するメカニズムとして注目されています。

②旧・茶のしずく(美容洗顔せっけん)
数年前に話題になり、覚えている方もいらっしゃると思います。
それまでとても人気のあるせっけんでしたが、これを毎日使用したことで数多くの小麦アレルギーの発症例がみられたとのこと。
原因は加水分解コムギ(小麦加水分解物)

洗顔や体を洗うと、当然その時はバリア機能が低下します。
その時、顔全体の皮膚や唇からコムギアレルゲンが侵入し、コムギの抗体ができてしまったというわけです。

乳児、こどもの場合経皮感作でアトピーだけではなくアレルギーマーチが起こりやすくなる

■アレルギーマーチとは

アトピー性皮膚炎→小児喘息→花粉症…と成長に従い様々なアレルギー疾患がでてくること

もともとアトピーで皮膚バリアの薄い子が、経皮感作でさらにアレルギーになったとしたら…

アレルゲン(抗体)が
・口から侵入→気管支喘息
・皮膚から侵入→アトピー性皮膚炎
・目や鼻から侵入→花粉症

という具合に、様々なアレルギー症状を引き起こしてしまうといえます。
実はこの流れ、娘がまったく同じなんです!
アトピー→喘息→花粉症…
近年、喘息は落ち着き花粉症に悩まされています。

経皮感作…大人なら、アトピーが悪化したり慢性化しやすくなる

アレルゲンは食物だけではありません。
ダニ・ホコリ・ハウスダスト・花粉も立派なアレルゲンになり、アトピーのバリア機能が低下した肌なら容易に侵入します。

アトピーならダニ対策をしよう、と言いますがこういう理由だったのです。
私は数年前まで「(・・?」でした…(笑)

あと、春に悪化する人が多いのはホコリや花粉の影響が大だと思われます。

無防備にしていると様々なアレルゲンが侵入しやすく、悪化・慢性化につながります。
私はまさにコレです!
もっと早くに経皮感作について知っておけば…と後悔ばかり。

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アトピー性皮膚炎・経皮感作を防ぐためにこまめな保湿でバリアを作ろう

さて、アトピー因子を持ったこども・大人が経皮感作を防ぐには保湿でバリア機能をつくることが大事だとわかっていただけたと思います。

保湿剤は皮膚科で処方してもらえるものから市販のものまでさまざま。
私が通院している皮膚科の先生(皮膚科専門医)は
「肌に合うものなら何でもいいよ」とおっしゃっています。

私もこれまで色々なものを試しています。
昔はワセリンやヒルドイド一辺倒で、市販薬なんてとんでもない!といった感じでした。
しかし、ワセリンやヒルドイドはベタベタするし、夏は蒸れて暑く、傷や湿疹があると悪化まちがいなし(私の場合です)。
市販薬は香料が入っていたり、なんだかわからないけど刺激を感じたり。

アトピー肌、バリア機能の低下した肌はあっという間に乾燥していきます。
(ほんと、砂漠のように…)
自分に合う保湿剤探しが、経皮感作予防の要といえるでしょう。

特に赤ちゃんの場合は、皮膚の厚さが大人の½しかなく、バリア機能が弱いです。
刺激性のない保湿剤でこまめに保湿してあげる必要があります。

さきほども書いたように、食事前(離乳食や授乳前)にはあらかじめワセリンを塗り、汚れから保護してあげましょう。
この時の保護剤は安価のワセリンが良いと思います。
高価な保湿剤はもったいない…ですよね?(笑)

アトピー性皮膚炎、乳児(子ども)も大人も症状によってはステロイドも適切に使って経皮感作を防ぎましょう

■全身を保湿してあげる=経皮感作を防ぐ=アレルギーマーチや慢性化・悪化を防ぐ
と書いてきました。
本当に大事なこと。
私が小さい時に解明されていたら…とよく思うのですが。
今の乳児さんやお子様なら、これを取り入れない手はありません。
毎日のスキンケアって、本当に手間がかかります。
私も忙しくしているので、毎日面倒に感じてしまう…。
でも、スキンケアって手をかけると結果が出ます。
私たちの給料を上げるより結果が出やすい(笑)

それを励みに、一緒に頑張りましょう☺
私も10代の息子と娘と一緒にスキンケア&アトピーケア頑張っています。

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